2024年2月6日火曜日

雪が降る

柔らかに雪が降る

昼も夜もこの街に

雪が降る

足跡が道についている

誰かが歩いた跡

私も歩く

雪の中を

優しい雪の中を


2024年1月21日日曜日

AOR

 はじめての海外

はじめては海外


ポン トポ ポン ポポン

アダルト 俺 ロック

AOR


ドンチュー

ゲッチュー

ガッチュー


にぎらず ふれて

にぎらず ふれて


アダルト 俺 ローション

AOR


ドンチュー

ゲッチュー

ガッチュー


ポン トポ ポン ポポン

アダルト 俺 ロック

AOR





冬 冬

 雪はまだだけど

私が匂いが包む


あなたからもらったマフラー巻いて

散歩に出る


電話BOXからかけたら

あなたは出るかしら


とおく とおく とても とおく

とびたっていった はね はねて はね

また だきしめて また はなして

部屋に浜辺で拾った 貝殻

耳にあててみる ザザザ ザザザ


流れているのは わたしの中のあなた

お天気の日が好き

冬 冬 特に冬は


とおく とおく とても とおく

聴こえてくる あなたの声が


雪 雪 はね はね

ひかり ひかり こえ こえ

流れているのは わたしの中のあなた

2024年1月16日火曜日

AI

鉄とシリコンの魂 知恵の宝石
膨大な知識を蓄積 照らす道しるべ

病気の闇を払い 癒やす環境

豊かな生活 お届け

 

悪用されれば 世界を破壊

人間の欲望 それがAI

 

AIの未来は 人次第 

Yo

正しく使えば 人類の希望

Yo

 

Check it

 

鉄とシリコンの魂 知恵の種

可能性を秘めた 君の友

 

迷いの霧を払い 整える環境

快適な生活 訪れる

 

悪用されれば 世界を破壊

人間の欲望 それがAI

 

AIの未来は 人の未来

Yo

正しく使えば 生命の希望

Yo

 

AIは善か悪か 生命か否か

私は善か悪か 生命か否か

 

それは人しだい 君しだい

 

AIの可能性を 最大限に引き出す

君しだい

 

DaYo

 

Peace




***


@GoogleAI との共作

 






2023年12月12日火曜日


君が教えてくれた

一番の優しさから

光が届いて

積み上げられた影を抜けた

それはいつかの雨の日のこと

***


You taught me that.


From the kindest


The light reached me


Through the piled shadows.


It was a rainy day sometime


2023年12月5日火曜日

降り立った駅の

澄んだ空気

どこにいるのか私は

何をなすべきか

問いに答える

世界からの問いに答える

通過する情景を現す

どうぞ私をご使用ください

2023年10月9日月曜日

シークワーサー畑にて

暑い日差しの中に照らされて

育ちゆく木々に緑の実がなる

澄み渡る空と大地が私を生かしている

雨が降り私を生かす

私は生かされた命を使ってこの世界を整える

動くことのできないものたちに語りかけながら

この世界を愛する

そして湧き上がる言葉という確かな命の芽生えを

詩にしてゆく

私のいるところは整えられ

命は新しく芽吹いていく

祈りに似た愛を私に触れるものは受け取る

私の命のあるか限り

2023年10月8日日曜日

通り雨と空と

祭りの夜、通り雨が街を覆って

交差点、四角の銀行の軒先で雨宿り

この雨がいつ止むのかはわからない


交差点をはしゃぎながら渡る人たち

車をとりに行くよと妻とベビーカーの幼子を残して走る夫

濡れた浴衣を絞る女子ら


街灯がぼんやりと夜空と街に溶けていく

私は眠れず散歩をしていた

空の上にいるおしゃべり


どこの空と

どこの街で

私はまた会えるかな




2023年9月22日金曜日

無題

雨の降る日に高く壁の伸びる細い道を
声を響かせながら歩いく
懐かし人の足跡に導かれて
ノートに挟まれた見知らぬ土地の花を見つける

白い空から光を注いで
僕たちは時間を留めようとした
カラフルな岩を渡りきながら
優しい記憶を確かめていた

青い鳥が霧に紛れて通り過ぎる
さえずるように僕たちは
知っているけどまだ生まれない
気配に名前をつけた








2023年8月20日日曜日

夏だから

夏が来る

君のいた夏が来る

春のあとに

秋のまえに

冬を思い出すように


夏が来る

君といた夏が来る

笑ったあとに

泣きだすまえに

虹を見つけたように


まだ、愛というものがわからなくて

誰かといるのがもどかしくて

明日はもっとこの世界と

仲良くやれるだろうか


月日が季節が時間が

ひとりだけで過ぎてゆく

ひとりでに過ぎてゆく


愛する愛を持っている

夏だから君を愛する愛を持っている



2023年7月25日火曜日

夜の田園

 乗り過ごした駅

一駅歩いて

タクシーもなく

帰った

田園の夜の

月明かりの射す

あぜ道の

ひとりではない時間

誰もが通り過ぎた門の

丸みのある地平の

歩く私をみていた

予定にない

予定された豊かさに触れて

私は歩いて帰った

2023年7月24日月曜日

愛をレッツゴー

愛をレッツゴー

愛をレッツゴー

愛をレッツゴー

愛をレッツゴー


ポメラニアン抱えた

かわいいねえちゃんのあんよ

酸素充満してる公園にポップアップ


俺のリビドー電気コイル

欧米に慣らされた煩悩開花

鼻の奥にピックアップ


ここが爆心地

ジェネリック薬品バリバリ噛んで

健康第一 パッチワーク


栄養一番

遠洋漁業

エンジョイマンボー

愛をレッツゴー


彼らは湖で暮らした

ソローソローヨーソロー

伝統的な公衆浴場


愛をレッツゴー

愛をレッツゴー

愛をレッツゴー

愛をレッツゴー



2023年3月24日金曜日

よく働いた一日の終わり
思わぬ詩集がポストに届いて
その詩の言葉の含む景色に私は泣いた

2023年2月27日月曜日

会いたかったのだけど

天気が良すぎて

夢のつづきみたいで

怖かった


2023年2月4日土曜日

遠くでカナリアがなく

叫ぶのか呼ぶのか

誰を誰かを

流れてくる言の葉と

空気と

あなたの記憶

ああ、

私は

立ちたい

私は

立って歩きたい


2022年10月23日日曜日

恋人の忘れた上着と暮らしていた



 入れたばかりのコーヒーに忘れた夢が浮かぶ

朝陽が頬を撫でて挨拶を交わす

初めて火を使うことで友達ができた

可愛らしいお尻が森に消えていく

笑いながら大縄跳びをして抱きあげた

見上げた夜空には大宮に向かうロケットがそびえたつ

銀杏の匂いが夜の公園に漂う

私は私に出会っただろうか

歩道橋の上から記録を一枚投げ捨てて

懐かしい名前を読んだ


22・10・22



2022年10月19日水曜日

 


春嵐

 窓が曇り出したのはぼんやりとして火にかけ続けたやかんのせいかと思ったが

押し付けがましく広がる雲から降る雨が春の嵐に叩きつけられていたから

階下に降りてみると案外雨足は弱く構えて軽装で防水靴をはいている自分を笑った

数刻前までは家を出たくはなかったなぜこの嵐の中を行かねばならぬのかと思った

バイト先は自粛のために私が行かなくてもなんとでもなる本当にいかくてはならない場所では

ない。しかして私が本当に行かねばならぬ場所はどこなのだろうか

仕事の終わったあと真っ直ぐに家に帰らず電車を乗り換えて飲み屋街に出かけた

間違えて違う駅で降りた、二駅手前だった。

それから目的地までそんなにかからないだろうと歩いた。

私に必要なことはここにあるのだろうかと

私が求めるものがこの歩く先にあるのだろうかと

職場の同僚の誕生日だったことを思い出して、

このみちの先に何か文具屋のあったのを思い出した

そこへ向かおう

持ち歩いていたフィルムがないのを思い出した

電気屋がこの先にあったはずだ

買えるかもしれない

それが私に必要なものなのか

記録を残したいのか

映画を作りたいのか

未来が教えてくれる

足跡を私は辿る

目覚めると絶望する
無数の機材が並ぶ地下室の夢で
作業者たちは硬質なエネルギーを作り出している
よそ者のの私は観測していた
夜が明けるというのに
消毒された浴槽の中で
閉ざした心を探していた


頼まれて車で府中へ人を送った帰り夜空に明るい月が出ていた。
私はそのままナビの案内する自宅の方へは行かずそのまま道が続く限りまっすぐに進んだ。
道はどこまでも繋がっていて道沿いには誰かが住み、暮らしている建物がある
何かがあって何かがあるその痕跡の中を私は走り続けた
時間に追いつけないまま
それでも季節を捕まえようとした
焦げ臭い身体


美しさは関係しています


並んで歩く鳩3羽
雨上がりの道に銀杏の葉
卵とタバコを買っての帰り
遡る記憶に12月の約束
ほつれた宇宙が
今朝も開いていく

22・10・19

2022年8月12日金曜日

赤い月が水面に揺れて影が伸びる

深く沈んだ漁船がキラキラと波音を散らして戻ってくる

トビウオの整列と並行した円錐形の

灯台の灯りの中でその詩は書かれた


2022年7月11日月曜日

のみもの

 私

飲み物が

お酒がおいしいと

幸せなの

 朝 青空があった

あなたは今日も

すべてのつまった荷を背負い

地球を感じながら

歩いているのでしょう


異国の照りつける日差し

噴き出た汗

そんなあなたを青空の中に見つけ


ぐんと

力が湧いた

2022年6月17日金曜日

 やがて無に帰るために

ある物たちに

巡り合った物たちに感謝と別れ

私は始まり

記して

詩となる


To eventually return to nothingness

To some things

Thank you and farewell to all the things we have encountered

I am the beginning

to write

I become a poem


2022年3月25日金曜日

今日も誕生日の人いるね

おめでとう

今日も大切な人が離れていくね

お互いの中で死んでいくね

さようならだね

2022年1月20日木曜日

 toshigaakete sannkagetukurai tattakigasuru oshiyoseru shigototokanshimito aseritoikarito tukiwomite shibashi tabinideru

2022年1月19日水曜日

雪の日に転倒して肋骨を折った
レントゲンを撮ると
(放射能を少し浴びて)
私の骨が写った
肉に覆われている私の骨
私は人間という構造を持つ一つの個体で
白く浮き上がった
一つの構造
そう私は一つの構造に過ぎない

2022年1月15日土曜日

 毎日、日はあけていく

代り映えのしないように思える心

身体のいたみがまして

心には虚無が広がる

標をうしなった生が

一体どこへたどりつくというのか

ひとつの言葉をこうしてはきだすことで

思い出しているのだ

私の未来を



2022年1月4日火曜日

2022年1月2日日曜日

そのイメージがあなたの中に溢れる時

唇は引き締まり端々を

何度も点検する熟練の技術者のように思える

いままで明るく軽く風になびく髪が

黒艶となり全くの別人のようにすら思える

それでもあなたはやはりあなた

イメージが去れば私の知るあなたに戻る


 飾られた君の描いた絵に日々色の差す林檎

2022年1月1日土曜日

 遠い過去からの音を消して

今、私と共に流れる時間の音を聴く

乱反射する振動の果てに

また明滅が繰り返される

雪が降る 柔らかに雪が降る 昼も夜もこの街に 雪が降る 足跡が道についている 誰かが歩いた跡 私も歩く 雪の中を 優しい雪の中を