私を開いてありがとと告ぐ
どうしてこうも堅固に鎖を巻いて
どうしてこうも扉をとざしている
ああ、あと何万遍抱きしめたなら
私はその声を聞けるだろうか
昨日の嘘はどこに漂う
たこ焼きやチップスやトリフなど
愛したここと出会ったこと
記憶を合わせて暮らす
指の綺麗なちいさく噛みついた君の
目に見えることよりも聞こえることに
心の形確かめながら
手の平の下のこと気にして
愛して暮らすことに似つかわしい
思い出す前の首筋に
どうして僕たちは愛していると
言わないのだろう
昨日のほんとはどこに漂う
黒板の上のレゲエパンチ
どうしてわからないのだろう
早々早々早々早々・・・・
そういうふうに僕たちはいます
今います
銀色の陽の光が愛の予感にして
ちくちくちくちく・・・・
カダバンノキの下でバターをほおばりながら花が風にそよぐのを見ていた。口の中でバターが溶けて山々に降り注ぐのを見た。川からえもいわれぬ匂いがして、たどっていくと山の中に小さな泉があった。牛飼いの娘たちが水浴びをしていた。木々に服がかけてある。日差しがキラキラして服の一つを盗んでカダバンノキの下に戻った。その頃には口の中のバターは全部溶けてしまった。夜中に蔵の中に忍び込まなくてはいけないと思っていた。横笛吹いていると悪魔がやってきて命を差し出せという。無視していると大きな口を開けて食おうとしてきたので笛で叩きつけてのした。悪魔は憂鬱のマンゴーになった。村人たちがそれを籠に詰めて家に持ち帰った。そのときに山から帰ってこない娘がいると聞いた。出来心で盗んだ服のことに違いないと思い泉へ戻った。娘は木陰で泣いていた。近づいてごめんと言って服をかけた。僕の口からバターが溢れた。その牛飼いの娘はとても美しかった。
疲れたな
眠る気力もない
アルコールで気絶するだけ
ここじゃないどこかへ
今じゃないどこかへ
瞑想しようそうしよう
ほくじゃないどこかへ
私じゃないどこかへ
したいことしない
したくないことする
いつかの僕よ
いつかの私よ
助けて
疲れたな
疲れたな
瞑想しようそうしう
ぶちのめす
うちのめす
ぶちのめす
うちのめす
君のいる世界線
パステルカラーのカエル
コードにのらない揺れるブランコ
ミッフィーの人形
小松さんのこと
俺がファミレスでバイトしてたころ
町田康を教えてくれた
色白で歯並びの悪い
タバコのみの酒飲みの小松さん
札幌生まれで
同じバイト先の人と付き合って苦労したって
辞めた後に聞いた
居酒屋で飲んだ
すげえきれえ
すげえきれえ
すげえきれえ
すげえきれえ
俺たちは人間であることを取り戻す
SEXして
目覚めて林檎
電車に落ちてる林檎
OPEN CLOSE
OPEN CLOSE
バフがかかる
人間であることを取り戻す
太陽は昇らなかった今日という日
君に会わなければ
太陽は昇らなかった今日という日
ぶちのめす
うちのめす
君とSEXしてるやつ
ぶちのめす
うちのめす
君とSEXしてるやつ
ぶちのめす
僕たちは愛すコーヒー
僕たちは愛すコーヒー
僕たちは愛すコーヒー
僕たちは愛すコーヒー
目覚めて林檎
落ちてる林檎
目覚めて林檎
木になってる林檎
すげえきれえ
すげえきれえ
すげえいいにおい
ぶちのめす
君とSEXしてるやつ
君とSEXしてるみんな
ぶちのめす
うちのめす
お出かけだねって
幼い子らが
母の父の周りを飛び跳ねる
どこ行くのって
握りしめたペットボトルのジュースを
マイクにしてたずねる
レストランだよ
初詣したあと
レストランだよ
幼い子らは
はしゃいで踊る
ペットボトルの蓋をあけると
泡が弾けて青空に
虹がかかる
閉じた瞼に
今日の朝の光が届く
君と過ごした
全ての時間が
めぐるよ
冬の雲
夏の波
秋の風
春の温もり
出会ってくれて
ありがとう
ほんとうに大切なものは
失われたりなんかしないよ
こんなにも美しい世界に包まれて
僕たちは生きている
昨日の声
明日の匂い
あの日の暗闇
今の光
応えていくよ
訪れるものたちに
現れるものたちに
愛で
言葉で
僕の光で
ああ、優しい世界が
花の美しい佇まいが
現れる
言葉はそうして歩く
染み付いて歌う
そうして染み付いてゆく
慣れ親しんだ冬
浮遊
ぼくはあそびたい
みんな知っている
君は誰かのもの
君の瞳に僕がいる
君がいる
美しい君がいる
世界が君を現した
僕の前に現した
私の七色の縁取りを
通り越して
どうしてあなたは現れたのか
いつ伝え
いつ歌うのか
心を
ああ、君
美しい君の傍にいる
果てしない愛が
花のひとひら
美しい
美しい
僕は触れない
君に触れないから歌うよ
知ってほしい
私に起こるこの愛を
鳥の羽根の落ちているを見かける時
私はまともな道を歩んでいるのだと思う
それはひとつの導
私が憎しみにかられた時でさえ
異国の港に無数の羽根があり
私を慰めた
羽根を纏う鳥が今朝路上で
私の代わりに身体を潰されて
絶命していた
空を見ていたのです
その鳥は
明け方の空を
私はその鳥に近づいて
逃げないのに驚いて
そして初めて
絶命しているのに気がついたのです
その鳥は空を見ていた
私はひとつの詩をたむける
詩は羽根
ひとつの羽根
ひとつの導
旅のあいだ
今日がどういう日か
君は訊ねたね
青空ならBLUEというように
英語を稽古しながら僕は答えた
世界にはたくさんの言葉があって
全ていい終えるまくらいまで
一緒にいたかったけれど
そんなことは叶わない
わかっていた
旅の最後の日に言おうとしていたけど
ほんとうは旅の始まりから
君に出会った時から
わかっていた
I LOVE YOU
君と一緒に過ごせる日は
全てが
LOVE
言葉の全ては
世界の全ては
LOVE
俺がファミレスでバイトしてたころ
町田康を教えてくれた卵顔で色白で美人だけど並びの悪かったタバコのみの酒飲みの小松さん
札幌生まれだったな同じバイト先のひとと付き合って苦労したってバイト辞めた後に聞いた
居酒屋で飲んだんだよな一度。すごい綺麗だなって言えなかった。
新興住宅の空き地
しんこーじゅうたくのあきち
看板と自動販売機と僕
かんばんとじはんきとぼく
煙草の煙が空に伸びて
たばこのけむりがそらにのびる
久しぶりに空みたな
ひさしぶりにそらみたな
地面ばかり見て
じめんばかりみてて
落ちてるものばかり気にしてた
おちてるものばかりきにしてた
人が使わなくなったものだけで生きられる
ひとがつかわなくなったものだけでいきられる
私はカラス。
わたしはからす
私を開いておやすみを告ぐ 私を開いてありがとと告ぐ どうしてこうも堅固に鎖を巻いて どうしてこうも扉をとざしている ああ、あと何万遍抱きしめたなら 私はその声を聞けるだろうか