目が離せなくて
夢に現れて
嘘みたいに
君のこと思い出すと
あたたかくなるよ
その日にしか会えなかった君
あの日にしか会えなかった君
それがいつだったかそれはどでもよくて
ただ出会えたことに感謝する
生まれや時代が違っていても出会ったろう
近道をして草むらを
穴の空いたフェンスをくぐり
青いスポーツカーに憧れながら
野球少年の夢
あなたに会うために朝日をどれだけ迎たろう
あなたに会うためだけに生まれてきたこの命が
世界の闇と病と絶望で朽ち果ててゆく
また何度生まれ変わればいいのだ
あなたが近づいていることはわかっているのです
お願いですもう少しだけ私を
お願いですもう少しだけあなたを
きみのこえのことを
過ぎ去り消滅していく時間と生の中で
どうしたらいいのか
見つめられるだけで射精した
日々が失われていく
あれほど心に誓った願いや想いも
塗り替えられてゆく日々に埋もれて
掘り返さなければ見つけられない
手のひらを空に向けて
あの日から流れてくる雲の端を
掴もうとする
握られた拳を
そのまま胸に打ちつける
何度も何度も
動け動けと
祈りににて
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