暑い日差しの中に照らされて
育ちゆく木々に緑の実がなる
澄み渡る空と大地が私を生かしている
雨が降り私を生かす
私は生かされた命を使ってこの世界を整える
動くことのできないものたちに語りかけながら
この世界を愛する
そして湧き上がる言葉という確かな命の芽生えを
詩にしてゆく
私のいるところは整えられ
命は新しく芽吹いていく
祈りに似た愛を私に触れるものは受け取る
私の命のあるか限り
暑い日差しの中に照らされて
育ちゆく木々に緑の実がなる
澄み渡る空と大地が私を生かしている
雨が降り私を生かす
私は生かされた命を使ってこの世界を整える
動くことのできないものたちに語りかけながら
この世界を愛する
そして湧き上がる言葉という確かな命の芽生えを
詩にしてゆく
私のいるところは整えられ
命は新しく芽吹いていく
祈りに似た愛を私に触れるものは受け取る
私の命のあるか限り
祭りの夜、通り雨が街を覆って
交差点、四角の銀行の軒先で雨宿り
この雨がいつ止むのかはわからない
交差点をはしゃぎながら渡る人たち
車をとりに行くよと妻とベビーカーの幼子を残して走る夫
濡れた浴衣を絞る女子ら
街灯がぼんやりと夜空と街に溶けていく
私は眠れず散歩をしていた
空の上にいるおしゃべり
どこの空と
どこの街で
私はまた会えるかな
季節が来て 人ははなれて 風が吹く 冷たい手のひらで 去っていく 金魚 煙であればいい 背徳の館に 君の影が さす