poem on chair
2018年12月10日月曜日
ホクロ
君に/昼下がり/似た人を/仕事に向かう電車の中で/見かけた/見つめたけど/手の形/髪型/太腿の太さ/茶色のバック/あぁ/ホクロがないね/かきあげた前髪から/のぞく/はずの/ホクロ/ホクロ/があったとして/僕は話しかけただろうか/君は君であっただろうか/
2018年12月4日火曜日
白い本
白い本の表紙に君が触れた
白い本を持ち上げて君が開いた
開いたものは誰かの呼吸
触れたものは誰かの皮膚
文字が君の時間と一緒に走る
君の身体が熱くなる
君はひとつ深く息をした
白い本を開いたままで
君は顔をあげて遠くを眺めた
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心臓
私を開いておやすみを告ぐ 私を開いてありがとと告ぐ どうしてこうも堅固に鎖を巻いて どうしてこうも扉をとざしている ああ、あと何万遍抱きしめたなら 私はその声を聞けるだろうか
落葉
我らの吸い込む酸素を吐き出した葉っぱらは 風が吹いて地に落ちた 大地に落ちればひそやかな虫らの餌となり 新たに生まれる若葉の床となる しかし我ら人間が地球をコンクリートで塗りつめて 落ち葉をゴミにしてしまう クリーンな世界とは命育たぬ世界 クリーンな世界とは命めぐら...
ひとり
人を好きになったら ひとりになった