poem on chair
2011年4月8日金曜日
鎌倉の春
野花が揺れて
風の歌声
君を探して
ヴィロードの道
散歩していた
鎌倉の春
メメント・アモ
そうして僕らは生まれた
流れるひとしずく
寄り添い
愛を想うあたたかさに
つながれて
忘れがちな
どこにでもだれにでもある
愛を想うあたたかさ
メメント・アモ
あなたへ私から
私へあなたから
メメント・アモ
あなたへあなた自身から
私へ私自身から
愛を想うあたたかさを
ひそやかにでもたしかに
メメント・アモ
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季節が来て 人ははなれて 風が吹く 冷たい手のひらで 去っていく 金魚 煙であればいい 背徳の館に 君の影が さす
傘
雨が降ると天気予報で聞いた 傘を持って出かけた でも、雨はぼくが屋根の下にいる間に降って だから、ぼくは濡れた路上の上を傘を持って歩いた ビルの間から木漏れ日みたいに陽が差して ぼくの世界はまっ白になったんだ それで、ぼくは持っていた傘を開いて 歩いたんだ ...
(タイトルなし)
遠くでカナリアがなく 叫ぶのか呼ぶのか 誰を誰かを 流れてくる言の葉と 空気と あなたの記憶 ああ、 私は 立ちたい 私は 立って歩きたい