poem on chair
2020年10月31日土曜日
銀色の空が窓からのぞいて
銀色の空が窓からのぞいて
街の音が吸い込まれていく
青色の空が窓からのぞいて
哀しみが吸い込まれいく
橙色の空が窓からのぞいて
太陽が吸い込まれていく
漆黒の空が窓からのぞいて
私が吸い込まれていく
幾億年ものすべてを記憶した
空を私の生と幻が反射する
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季節が来て 人ははなれて 風が吹く 冷たい手のひらで 去っていく 金魚 煙であればいい 背徳の館に 君の影が さす
傘
雨が降ると天気予報で聞いた 傘を持って出かけた でも、雨はぼくが屋根の下にいる間に降って だから、ぼくは濡れた路上の上を傘を持って歩いた ビルの間から木漏れ日みたいに陽が差して ぼくの世界はまっ白になったんだ それで、ぼくは持っていた傘を開いて 歩いたんだ ...
痕跡
誰が来たのか 誰が去ったのか それはなんとなくなくなる なにがあって なにが終わったのか その痕跡すらなんとなくなくなる 私も誰かから この世界から なんとなくなくなっていく
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