poem on chair
2012年5月27日日曜日
旅人心情
ぜんぜん知らないところに行ってみるというのが好きだ
とてもよく知っているところに行ってみるというのが好きだ
どこかここではないところへ行くことが好きだ
ぜんぜん知らないところにも
とてもよく知っているところを見つけ
とてもよく知っているところにも
ぜんぜん知らないところを見つける
ぜんぜん知らないとてもよく知っているところに身を置くのが好きなのだ
よく知っていた自分はぜんぜん知らない自分になり
ぜんぜん知らない自分はよく知っている自分になっていくのだ
0 件のコメント:
コメントを投稿
次の投稿
前の投稿
ホーム
登録:
コメントの投稿 (Atom)
季節が来て 人ははなれて 風が吹く 冷たい手のひらで 去っていく 金魚 煙であればいい 背徳の館に 君の影が さす
傘
雨が降ると天気予報で聞いた 傘を持って出かけた でも、雨はぼくが屋根の下にいる間に降って だから、ぼくは濡れた路上の上を傘を持って歩いた ビルの間から木漏れ日みたいに陽が差して ぼくの世界はまっ白になったんだ それで、ぼくは持っていた傘を開いて 歩いたんだ ...
痕跡
誰が来たのか 誰が去ったのか それはなんとなくなくなる なにがあって なにが終わったのか その痕跡すらなんとなくなくなる 私も誰かから この世界から なんとなくなくなっていく
0 件のコメント:
コメントを投稿