poem on chair
2012年4月16日月曜日
(拍手)
春の広い空から
生きているということが
桜雪となり
敷き詰められる
遠くの懐かしい空から
そこにあるということが
シャボンなり
届けられる
どこかのいつかの空から
歓喜をたたえる拍手が
雷に似て
聴こえる
(拍手) チリビーンズ
(拍手) チェリーパイ
(拍手) (ハクション!)
(拍手) ゴッホの樹
(拍手) 寝そべる人々
(拍手) 心美しき人
(拍手)…
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季節が来て 人ははなれて 風が吹く 冷たい手のひらで 去っていく 金魚 煙であればいい 背徳の館に 君の影が さす
傘
雨が降ると天気予報で聞いた 傘を持って出かけた でも、雨はぼくが屋根の下にいる間に降って だから、ぼくは濡れた路上の上を傘を持って歩いた ビルの間から木漏れ日みたいに陽が差して ぼくの世界はまっ白になったんだ それで、ぼくは持っていた傘を開いて 歩いたんだ ...
痕跡
誰が来たのか 誰が去ったのか それはなんとなくなくなる なにがあって なにが終わったのか その痕跡すらなんとなくなくなる 私も誰かから この世界から なんとなくなくなっていく
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