poem on chair
2012年4月6日金曜日
日記
日記をつけ始めた
その日の出来事
湧きあがった感情
誰にみせるのでなく
ただ事実に忠実に
ある日次の日の日記を
つけてみることにした
するであろう出来事
湧き上がるであろう感情
打率8割
これはと思い付け加えて
望む出来事
望む湧き上がる感情
笑いにやつきながらつけてみた
打率1割弱
ああ、それは起きる
望むことが起きた時
私は標を見たようで
笑うことをやめ
畏怖と感謝の念をもって
その出来事を受け入れた
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季節が来て 人ははなれて 風が吹く 冷たい手のひらで 去っていく 金魚 煙であればいい 背徳の館に 君の影が さす
傘
雨が降ると天気予報で聞いた 傘を持って出かけた でも、雨はぼくが屋根の下にいる間に降って だから、ぼくは濡れた路上の上を傘を持って歩いた ビルの間から木漏れ日みたいに陽が差して ぼくの世界はまっ白になったんだ それで、ぼくは持っていた傘を開いて 歩いたんだ ...
痕跡
誰が来たのか 誰が去ったのか それはなんとなくなくなる なにがあって なにが終わったのか その痕跡すらなんとなくなくなる 私も誰かから この世界から なんとなくなくなっていく
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