poem on chair
2012年4月12日木曜日
春のあいさつ
桜が満開の日
友と古書店で店番
誰もが外でにぎやか
店を閉めて
昼食がてら近所の公園を散歩
親子連れ 学生 カップル
仕事途中のサラリーマン 読書する人
枝をかざして
桃色の雫をこぼす
桜の樹
春のあいさつ
一陣の風 遊具の丘の女児2人
立ち上がり、手をかざして叫ぶ
「素晴らしい」
桜吹雪に包まれ
僕らはまた刹那を旅している
僕らもまた刹那を旅している
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季節が来て 人ははなれて 風が吹く 冷たい手のひらで 去っていく 金魚 煙であればいい 背徳の館に 君の影が さす
傘
雨が降ると天気予報で聞いた 傘を持って出かけた でも、雨はぼくが屋根の下にいる間に降って だから、ぼくは濡れた路上の上を傘を持って歩いた ビルの間から木漏れ日みたいに陽が差して ぼくの世界はまっ白になったんだ それで、ぼくは持っていた傘を開いて 歩いたんだ ...
痕跡
誰が来たのか 誰が去ったのか それはなんとなくなくなる なにがあって なにが終わったのか その痕跡すらなんとなくなくなる 私も誰かから この世界から なんとなくなくなっていく
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