2012年6月8日金曜日

茅ヶ崎情景2012.6.7

合 

ゆび ゆび ゆび ゆび ゆび

記憶の浜に
埋められた石の先―靴

薄暮の異国より
かいまみえる麦わら帽子―ああ、ショコラ

合された指のうちに
育まれ続ける祈り―22BH

直立の取っ手に
引き上げられた銀砂―溝の茂り

境界のゆらぐ
明光の絹空―鏡

ゆび ゆび ゆび ゆび ゆび

0 件のコメント:

季節が来て 人ははなれて 風が吹く 冷たい手のひらで 去っていく 金魚 煙であればいい 背徳の館に 君の影が さす