不義理をした人に会わぬものかと
おびえながら歩く
人と目線をあわさぬよう
うつむきながら歩く
逃げ出したことで
死ぬまでまとわり続ける
罪悪感が
僕の
目や
体や
心に
べっとりとべっとりと
質の悪い脂肪のように
おおい
気力だとか
やる気だとかをもみつぶす
すでに生きていくことに
期待はなく
ただ過ぎることを
気をほかへむけ
時間をつぶしている
僕は死んでいる
僕は死んでしまった
生きつつ死んでしまったのだ
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