2022年10月23日日曜日

 入れたばかりのコーヒーに忘れた夢が浮かぶ

朝陽が頬を撫でて挨拶を交わす

初めて火を使うことで友達ができた

可愛らしいお尻が森に消えていく

笑いながら大縄跳びをして抱きあげた

見上げた夜空には大宮に向かうロケットがそびえたつ

銀杏の匂いが夜の公園に漂う

私は私に出会っただろうか

歩道橋の上から記録を一枚投げ捨てて

懐かしい名前を読んだ


22・10・22



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季節が来て 人ははなれて 風が吹く 冷たい手のひらで 去っていく 金魚 煙であればいい 背徳の館に 君の影が さす