poem on chair
2013年8月2日金曜日
月が見ていた
しのびしのび込む光と影
蛍光灯の点滅
ガスボンベの路地
魚のさかさのうろこ
八百屋のトマトは転げ
はい回る女の髪がほぐれ
みえかくれする
きえあらわれする
こだまとはりの
真ん中のステップ
待ちわびた風が
青いふろしきを叩いて
蝉のなく季節を祝う
月が見ていた
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心臓
私を開いておやすみを告ぐ 私を開いてありがとと告ぐ どうしてこうも堅固に鎖を巻いて どうしてこうも扉をとざしている ああ、あと何万遍抱きしめたなら 私はその声を聞けるだろうか
落葉
我らの吸い込む酸素を吐き出した葉っぱらは 風が吹いて地に落ちた 大地に落ちればひそやかな虫らの餌となり 新たに生まれる若葉の床となる しかし我ら人間が地球をコンクリートで塗りつめて 落ち葉をゴミにしてしまう クリーンな世界とは命育たぬ世界 クリーンな世界とは命めぐら...
ひとり
人を好きになったら ひとりになった
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