poem on chair
2013年8月1日木曜日
風車
はだけたシャツの隙間から
白い君の肌がのぞいて
赤く染まるほおを恥ずかしげに隠した
夕立が上がったあとの光る道を
風と一緒にふらふらと歩いて
出逢ったのがいつだか思い出していた
10年先がどうなるかなんて
考えるふりをして君の素振り
とどまる時の中でさぐっていた
次の約束をしないままに
音の速さで今が思い出に変わってゆく
さよならを告げないままに
カラカラと回る風車に
僕らの景色もまぎれはじめる
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季節が来て 人ははなれて 風が吹く 冷たい手のひらで 去っていく 金魚 煙であればいい 背徳の館に 君の影が さす
傘
雨が降ると天気予報で聞いた 傘を持って出かけた でも、雨はぼくが屋根の下にいる間に降って だから、ぼくは濡れた路上の上を傘を持って歩いた ビルの間から木漏れ日みたいに陽が差して ぼくの世界はまっ白になったんだ それで、ぼくは持っていた傘を開いて 歩いたんだ ...
(タイトルなし)
遠くでカナリアがなく 叫ぶのか呼ぶのか 誰を誰かを 流れてくる言の葉と 空気と あなたの記憶 ああ、 私は 立ちたい 私は 立って歩きたい
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