いつからだというのだろう
残された形跡が疑いを膨らませ
開いているのにはいることの出来ない扉のように
重石をつけつづけ忘れてしまわなくてはなったのは
その場所では記憶ばかりがたまり続け
わずかな風ぐらいでは消すことが出来ない
そこに身を置くことがそれらをかき鳴らす
指であり息であり止めることはできない
約束を果たすために未来をつくろうとしていた
離れることは抱き続けることとしりながら
偽りの仮面ばかりが増え続け
もとのことがなんなのかさえわからない
釣り糸がきれて深く深く河へ沈むように
見知らぬところで泉がわいている
時間をかけて洗い流す水をたたえた泉がわいている
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