poem on chair
2015年1月30日金曜日
すいたグリーン車の車窓から
すいたグリーン車の車窓から
つぶれた街が走り去ってゆく
曇り空が山を隠して海を隠して
先へ先へと逃げてゆく
目的を失ったわたしは
移動だけを望んだ
意識がもがれて
からだだけが運ばれた
レールと平行に走る電線に
鳥がたたずんで雲のはれるのを待っていた
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心臓
私を開いておやすみを告ぐ 私を開いてありがとと告ぐ どうしてこうも堅固に鎖を巻いて どうしてこうも扉をとざしている ああ、あと何万遍抱きしめたなら 私はその声を聞けるだろうか
落葉
我らの吸い込む酸素を吐き出した葉っぱらは 風が吹いて地に落ちた 大地に落ちればひそやかな虫らの餌となり 新たに生まれる若葉の床となる しかし我ら人間が地球をコンクリートで塗りつめて 落ち葉をゴミにしてしまう クリーンな世界とは命育たぬ世界 クリーンな世界とは命めぐら...
ひとり
人を好きになったら ひとりになった
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