2013年11月10日日曜日

バベルのとぐろ

排泄をするたびに
私は生きているのだと思う
飲んだり食べたりして
日々というか景色
個室の便器に座って
忘れてしまおうというのでもないが
ためておけないそれらを排泄する

どんな動物も植物も
生命体であれば
死と同じように平等
人はそれを隠しておくことで
性を取り除いて神に近づこうと
バベルのとぐろをまく

アイドルは今日も
スイーツをむさぼるように
頑是ない排泄をしている

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季節が来て 人ははなれて 風が吹く 冷たい手のひらで 去っていく 金魚 煙であればいい 背徳の館に 君の影が さす