2013年1月8日火曜日

名前

あるとき見知らぬ街に来て
見知らぬ路地裏を歩いたのだ
見知らぬ女が通り過ぎて
見知らぬ声が聞こえて
女は振り向いたのだ
たぶんそれはその土地の言葉
たぶんそれはその女の名前

0 件のコメント:

季節が来て 人ははなれて 風が吹く 冷たい手のひらで 去っていく 金魚 煙であればいい 背徳の館に 君の影が さす