poem on chair
2012年3月18日日曜日
そしてそれは
惚れた女が告白してくるという
都合のいい夢を見た
女は酔いつぶれ私が背負い
家、もしくはホテルに向かっているのだ
女は背中越しに
幸せにするか?苦労をさせないか?私の事をまだ好きか?
とたずねる
私はもちろんですと答え
女をどこまでも背負えると思った
知らぬ港 見知らぬ人の立ち合いのもと
明けた朝の中
女と私はくちづけを交わした
そしてそれは夢だった
そしてそれは
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傘
雨が降ると天気予報で聞いた 傘を持って出かけた でも、雨はぼくが屋根の下にいる間に降って だから、ぼくは濡れた路上の上を傘を持って歩いた ビルの間から木漏れ日みたいに陽が差して ぼくの世界はまっ白になったんだ それで、ぼくは持っていた傘を開いて 歩いたんだ ...
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誰が来たのか 誰が去ったのか それはなんとなくなくなる なにがあって なにが終わったのか その痕跡すらなんとなくなくなる 私も誰かから この世界から なんとなくなくなっていく
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