2010年9月18日土曜日

また会う日まで

また会えるのかな
誰もが季節が来れば遠くの町へ旅たつし
愛する人が見つかればその人のそばにいる

語り合った夜や探し回った夢の足跡
それが最後だとわかっていたところで
どうすることも出来なくて
いつもと同じように町を並んで歩いた
肉屋の店先でコロッケつまんで
おじさんが居眠りしてる本屋で立ち読みして
レンガ造りの喫茶店でコーヒー飲んでた

その場所に君といたしあわせな時間追いかけて
僕もまたどこかへ出かけていく
雨が降るたび朝日が昇るたび
海を思い出すたび君を感じている
忘れてやしないよ

電話やメールや手紙で感じられない
香りのする君の手触りは
このまま進んでいく道のどこかにあると信じてる
君がどうしたってあふれ出る
静かな夜にはこうして君の思い出に話しかけるのさ

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季節が来て 人ははなれて 風が吹く 冷たい手のひらで 去っていく 金魚 煙であればいい 背徳の館に 君の影が さす