poem on chair
2010年9月2日木曜日
家出
自分と向き合うのが怖くて
君から家出して
ほっつき歩いた日々
行き着くところ
見つけたかったのは君こと
歩き出す力くれたのは
君との思い出
あるだろうか
戻ってきた街の雑踏に
どこにも見当たらなかった
君の笑顔は
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季節が来て 人ははなれて 風が吹く 冷たい手のひらで 去っていく 金魚 煙であればいい 背徳の館に 君の影が さす
傘
雨が降ると天気予報で聞いた 傘を持って出かけた でも、雨はぼくが屋根の下にいる間に降って だから、ぼくは濡れた路上の上を傘を持って歩いた ビルの間から木漏れ日みたいに陽が差して ぼくの世界はまっ白になったんだ それで、ぼくは持っていた傘を開いて 歩いたんだ ...
痕跡
誰が来たのか 誰が去ったのか それはなんとなくなくなる なにがあって なにが終わったのか その痕跡すらなんとなくなくなる 私も誰かから この世界から なんとなくなくなっていく
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