poem on chair
2023年9月22日金曜日
無題
雨の降る日に高く壁の伸びる細い道を
声を響かせながら歩いく
懐かし人の足跡に導かれて
ノートに挟まれた見知らぬ土地の花を見つける
白い空から光を注いで
僕たちは時間を留めようとした
カラフルな岩を渡りきながら
優しい記憶を確かめていた
青い鳥が霧に紛れて通り過ぎる
さえずるように僕たちは
知っているけどまだ生まれない
気配に名前をつけた
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季節が来て 人ははなれて 風が吹く 冷たい手のひらで 去っていく 金魚 煙であればいい 背徳の館に 君の影が さす
傘
雨が降ると天気予報で聞いた 傘を持って出かけた でも、雨はぼくが屋根の下にいる間に降って だから、ぼくは濡れた路上の上を傘を持って歩いた ビルの間から木漏れ日みたいに陽が差して ぼくの世界はまっ白になったんだ それで、ぼくは持っていた傘を開いて 歩いたんだ ...
(タイトルなし)
遠くでカナリアがなく 叫ぶのか呼ぶのか 誰を誰かを 流れてくる言の葉と 空気と あなたの記憶 ああ、 私は 立ちたい 私は 立って歩きたい
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