poem on chair
2018年4月27日金曜日
あの日から3年が過ぎた
信号待ちの白い部屋から
トビウオが逃げ出した
どこからともなくの電線が
昨日と明日の間に鎮座する
鉄塔がに絡みついて
ツーツーツー
通り過ぎた自転車の学生たちが
影を追い越しながら
消えていく
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季節が来て 人ははなれて 風が吹く 冷たい手のひらで 去っていく 金魚 煙であればいい 背徳の館に 君の影が さす
傘
雨が降ると天気予報で聞いた 傘を持って出かけた でも、雨はぼくが屋根の下にいる間に降って だから、ぼくは濡れた路上の上を傘を持って歩いた ビルの間から木漏れ日みたいに陽が差して ぼくの世界はまっ白になったんだ それで、ぼくは持っていた傘を開いて 歩いたんだ ...
痕跡
誰が来たのか 誰が去ったのか それはなんとなくなくなる なにがあって なにが終わったのか その痕跡すらなんとなくなくなる 私も誰かから この世界から なんとなくなくなっていく
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