手をひるがえしながら空を見上げるとき
はためく思いに紛れて雲が通り過ぎた
石柱の傍らで出会う
見知らぬ老女に名のあるように
響き続ける鐘の音の終わらぬうちに
気配は気がつかぬところで
より快適な世界へと変容し続けている
つながれて ながれている ものものたちが
音より 光より はやく
かつて傷つき泣き疲れ眠る夜に
一輪の花を手にして森の小道を歩き
ぜぜらぎの勧めるまま
景色の中で風と共に舞い始め
君の存在に感謝と祝福を捧げはじめる
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