poem on chair
2012年11月21日水曜日
I氏の隣人
戦争をして多くの人が死んだというのに戦争に負けた悔しさを晴らすために用意周到に理屈を考えてまたやろうとしている負けた時の屈辱を解消するために苦労もいとわず寝る時間を惜しんで必死に必死に自分の屈辱を解消しようとしている死んだ友の死んだ親の死んだ恋人の屈辱を晴らそうとしている誰か教えてあげて下さいもう永遠に屈辱からは逃れられないのだと誰か教えてあげてください人の命は短く自分のやろうとしたことを自分が終わりまでみていられるわけではないということを誰か教えてあげてください再び戦争を起こして屈辱を相手に与えることがどれほど虚しいことなのかを誰か教えてあげてください核武装というものはもう滅ぶためにしかあり得ないのだということを誰か教えてあげてくださいあるものは使用されてしまうということを
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季節が来て 人ははなれて 風が吹く 冷たい手のひらで 去っていく 金魚 煙であればいい 背徳の館に 君の影が さす
傘
雨が降ると天気予報で聞いた 傘を持って出かけた でも、雨はぼくが屋根の下にいる間に降って だから、ぼくは濡れた路上の上を傘を持って歩いた ビルの間から木漏れ日みたいに陽が差して ぼくの世界はまっ白になったんだ それで、ぼくは持っていた傘を開いて 歩いたんだ ...
(タイトルなし)
遠くでカナリアがなく 叫ぶのか呼ぶのか 誰を誰かを 流れてくる言の葉と 空気と あなたの記憶 ああ、 私は 立ちたい 私は 立って歩きたい
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