2012年11月21日水曜日

I氏の隣人

戦争をして多くの人が死んだというのに戦争に負けた悔しさを晴らすために用意周到に理屈を考えてまたやろうとしている負けた時の屈辱を解消するために苦労もいとわず寝る時間を惜しんで必死に必死に自分の屈辱を解消しようとしている死んだ友の死んだ親の死んだ恋人の屈辱を晴らそうとしている誰か教えてあげて下さいもう永遠に屈辱からは逃れられないのだと誰か教えてあげてください人の命は短く自分のやろうとしたことを自分が終わりまでみていられるわけではないということを誰か教えてあげてください再び戦争を起こして屈辱を相手に与えることがどれほど虚しいことなのかを誰か教えてあげてください核武装というものはもう滅ぶためにしかあり得ないのだということを誰か教えてあげてくださいあるものは使用されてしまうということを

0 件のコメント:

季節が来て 人ははなれて 風が吹く 冷たい手のひらで 去っていく 金魚 煙であればいい 背徳の館に 君の影が さす