poem on chair
2012年2月9日木曜日
君は誰だ
立ちつくす警官
原発20キロ地点 封鎖地点
君にも名前あるだろ
君にも親があるだろ
君にも好きな人あるだろ
大丈夫か?君、大丈夫か?
降ってるぜ放射能
降ってるぜ放射能
大丈夫か?君、大丈夫か?
僕を止める
僕の名前を聞く君は誰だ
警官 警官 自衛隊員 自衛隊員
君は誰だ 君の名前は 何だ?
君、大丈夫か?
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季節が来て 人ははなれて 風が吹く 冷たい手のひらで 去っていく 金魚 煙であればいい 背徳の館に 君の影が さす
傘
雨が降ると天気予報で聞いた 傘を持って出かけた でも、雨はぼくが屋根の下にいる間に降って だから、ぼくは濡れた路上の上を傘を持って歩いた ビルの間から木漏れ日みたいに陽が差して ぼくの世界はまっ白になったんだ それで、ぼくは持っていた傘を開いて 歩いたんだ ...
痕跡
誰が来たのか 誰が去ったのか それはなんとなくなくなる なにがあって なにが終わったのか その痕跡すらなんとなくなくなる 私も誰かから この世界から なんとなくなくなっていく
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