poem on chair
2011年6月5日日曜日
うらない
くる
こない
くる
こない
花を一輪つんで マーガレットだったか
白い花
はなびら 一枚 一枚 ちぎったよ
幼い頃
今も僕は幼いまま
はなびらのかわりに 一文字 一文字 綴って
キ(くる)
ミ(こない)
ハ(くる)
ク(こない)
ル(くる)
カ(こない)
ナ(くる)
コ(こない)
ナ(くる)
イ(こない)
カ(くる)
ナ(こない・・・
こらぁ!
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季節が来て 人ははなれて 風が吹く 冷たい手のひらで 去っていく 金魚 煙であればいい 背徳の館に 君の影が さす
傘
雨が降ると天気予報で聞いた 傘を持って出かけた でも、雨はぼくが屋根の下にいる間に降って だから、ぼくは濡れた路上の上を傘を持って歩いた ビルの間から木漏れ日みたいに陽が差して ぼくの世界はまっ白になったんだ それで、ぼくは持っていた傘を開いて 歩いたんだ ...
痕跡
誰が来たのか 誰が去ったのか それはなんとなくなくなる なにがあって なにが終わったのか その痕跡すらなんとなくなくなる 私も誰かから この世界から なんとなくなくなっていく
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