ひんやりとした土こねて
焼き上げた器に
ほかほかのご飯よそって
昆布と梅干そえて
カチカチとお箸あてて
魚と一緒に
おなかにいれる
豆腐ののんびり浸かった味噌汁飲んで
カリカリとたくあんかんで
ごはんが終わる
流しで洗って
棚におくと
器はひんやりとして
土にかえった
2009年5月31日日曜日
2009年5月27日水曜日
2009年5月23日土曜日
道
道は足元より伸びてゆく
踏み出した道が正しいのか過ちなのかはわからない
ただ自分で選んだ道であればそれでいい
迷うことを恐れていたずらに踏み出すことや
戻ることを恐れて進み続けた道には何も待ってはいない
自分で決めた道ならば
その先には必ず何かが待っている
行きたいと思うなら進めばいいのだ
人に笑われることを恐れて躊躇したり
孤立することを恐れてごまかした道には何も待ってはいない
未踏であろうが険しかろうが
自分のこころに沿い進むのならば必ず何かが待っている
信じなければならないのは
自らの命が発したわずかなる声と
無限に満ちるこの世界の豊かさなのだ
過去を振り返らず
今あるこの時を感謝し踏み出すのだ
あなたの道を
君の道を
そして僕は僕の道を
どこかでその道が交わる時は
この世界に抱かれながら未来を語り道草をする
再び歩き始める時もさよならはいわない
自らの道を歩む友にさよならはない
大空を伝って
大地を伝って
あなたの道を
君の道を
そして僕は僕の道を
命で踏みしめる足音が聞こえるから
静かにこころ澄ませば
踏み出した道が正しいのか過ちなのかはわからない
ただ自分で選んだ道であればそれでいい
迷うことを恐れていたずらに踏み出すことや
戻ることを恐れて進み続けた道には何も待ってはいない
自分で決めた道ならば
その先には必ず何かが待っている
行きたいと思うなら進めばいいのだ
人に笑われることを恐れて躊躇したり
孤立することを恐れてごまかした道には何も待ってはいない
未踏であろうが険しかろうが
自分のこころに沿い進むのならば必ず何かが待っている
信じなければならないのは
自らの命が発したわずかなる声と
無限に満ちるこの世界の豊かさなのだ
過去を振り返らず
今あるこの時を感謝し踏み出すのだ
あなたの道を
君の道を
そして僕は僕の道を
どこかでその道が交わる時は
この世界に抱かれながら未来を語り道草をする
再び歩き始める時もさよならはいわない
自らの道を歩む友にさよならはない
大空を伝って
大地を伝って
あなたの道を
君の道を
そして僕は僕の道を
命で踏みしめる足音が聞こえるから
静かにこころ澄ませば
2009年5月21日木曜日
2009年5月20日水曜日
無力
風が吹いています ここには
光が注いでいます ここには
音がします ここには
明るいところは暖かく
大きな木の下は涼しい
人のいるところは安らぎがあり
空のあるところは穏やかで
黄色い花も赤い実も
みんなそれを知っているけど
人だけがそれを忘れて
愛という名で
やさしさという名で
正しさという名で命を奪う
僕の詩にもう少し力があれば君は
死ぬことはなかったかも知れない
せめて名前をつけるよ
『風』と
この星では風が吹いていて
そのたびに君を思い出すために
風のとても強い日に死んだ君のために
風が吹いて『し』が生まれて・・・
ああ、しかし、いくら積み重ねても僕のは
レクイエムにもなりはしない
光が注いでいます ここには
音がします ここには
明るいところは暖かく
大きな木の下は涼しい
人のいるところは安らぎがあり
空のあるところは穏やかで
黄色い花も赤い実も
みんなそれを知っているけど
人だけがそれを忘れて
愛という名で
やさしさという名で
正しさという名で命を奪う
僕の詩にもう少し力があれば君は
死ぬことはなかったかも知れない
せめて名前をつけるよ
『風』と
この星では風が吹いていて
そのたびに君を思い出すために
風のとても強い日に死んだ君のために
風が吹いて『し』が生まれて・・・
ああ、しかし、いくら積み重ねても僕のは
レクイエムにもなりはしない
2009年5月10日日曜日
無題
世界中のすべてを敵に回してもなんて言葉を
平気で言える時は世界を敵に回すつもりなんて全然ない
今の生活の安心が少しでもぐらつくようなら
いくらでも頭を下げてうすら笑いをして黙り込む
そうやって時間の流れに押し流されてはててゆく
ああ、なんとはかなくむなしいのか
逆らうことはむずかしいけれど
せめていい流れのほうへ
清く緩やかないい流れのほうへ向かえるよう
手を強く水面へさす
平気で言える時は世界を敵に回すつもりなんて全然ない
今の生活の安心が少しでもぐらつくようなら
いくらでも頭を下げてうすら笑いをして黙り込む
そうやって時間の流れに押し流されてはててゆく
ああ、なんとはかなくむなしいのか
逆らうことはむずかしいけれど
せめていい流れのほうへ
清く緩やかないい流れのほうへ向かえるよう
手を強く水面へさす
2009年5月8日金曜日
愛の言葉
時にはひそやかに伝えられる
愛の言葉があってもいい
しんとした夜に
なにも考えていないとき
心にぽっかりと浮かんでくる
ひそやかな愛の言葉があってもいい
街も人も寝静まったときに
いっそう膨らんでいく
愛の言葉があってもいい
示されることさえためらわれるような
そんなひそやかな愛の言葉があってもいい
愛の言葉があってもいい
しんとした夜に
なにも考えていないとき
心にぽっかりと浮かんでくる
ひそやかな愛の言葉があってもいい
街も人も寝静まったときに
いっそう膨らんでいく
愛の言葉があってもいい
示されることさえためらわれるような
そんなひそやかな愛の言葉があってもいい
歌唄いに捧ぐ詩
歌唄いが死んで
歌唄いの曲が
その夜はラジオでたくさん流れた
楽しい陽気な曲ばかりで
よけいに悲しくなって
やたら誰かと話したくなって
電話をかける
月のうらの宇宙人だとか
地球のうらの大統領だとか
すてきな歌唄いの歌の一節を
唄いあげると
みんななぐさめを言いながら
その一節を繰り返すのだ
死んだ本人は
自転車で土星の輪を回りながら
新しい歌を唄っている
歌唄いの曲が
その夜はラジオでたくさん流れた
楽しい陽気な曲ばかりで
よけいに悲しくなって
やたら誰かと話したくなって
電話をかける
月のうらの宇宙人だとか
地球のうらの大統領だとか
すてきな歌唄いの歌の一節を
唄いあげると
みんななぐさめを言いながら
その一節を繰り返すのだ
死んだ本人は
自転車で土星の輪を回りながら
新しい歌を唄っている
小杉湯
ゆらゆら波打つ
湯船につかって
100まで数えて
心のしんまであっためて
働いたおっちゃん達の
背中ながめて
ほーっと息をはく
壁に描かれた
山なみ見つめて
家族とハイキングに行った
子供のころを思い出す
96・・97・・98・・99・・100!
またみんなで行こうね温泉
さて、牛乳が呼んでいる
湯船につかって
100まで数えて
心のしんまであっためて
働いたおっちゃん達の
背中ながめて
ほーっと息をはく
壁に描かれた
山なみ見つめて
家族とハイキングに行った
子供のころを思い出す
96・・97・・98・・99・・100!
またみんなで行こうね温泉
さて、牛乳が呼んでいる
2009年5月1日金曜日
トランペット
あなたにもらったトランペット
別れてからいくら吹いても
悲しい音色にしかならなくて
一緒に暮らした街を離れるときに
手放した
「続けられるの?」と問いただしたあなたに
「もちろん」と答えて
部屋の隅で眠るトランペットに
積もりはじめたのは
僕らの心の間から生まれた寂しさ
どこかでトランペットの悲しい音色を聞くたびに
あなたを思い出し胸にしみる
あなたにしてあげたことのすべてを
あなたにしてあげられなかったこのとすべてを
今寄り添う恋人にしてあげようとおもう
「続けられるの?」
「もうすぐパパになるんだ」
別れてからいくら吹いても
悲しい音色にしかならなくて
一緒に暮らした街を離れるときに
手放した
「続けられるの?」と問いただしたあなたに
「もちろん」と答えて
部屋の隅で眠るトランペットに
積もりはじめたのは
僕らの心の間から生まれた寂しさ
どこかでトランペットの悲しい音色を聞くたびに
あなたを思い出し胸にしみる
あなたにしてあげたことのすべてを
あなたにしてあげられなかったこのとすべてを
今寄り添う恋人にしてあげようとおもう
「続けられるの?」
「もうすぐパパになるんだ」
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わたしだったらそうするな
シンプルな問いと答え クローバーを探すわ 四つ葉のクローバーを探すわ 追いついたかしら? パステル色のカエルさん 揺れてるブランコ スカート 今もパレード こぶしを握る 傾きかけた人生 真っ白な造花の薔薇に 赤いスプレーかけていく わたしだったらそうするな わたしだったらそうする...