2008年7月3日木曜日

やわらかな声

思うにままならないことを
思い煩い時間ばかりが過ぎてゆく

お酒を飲んで、散歩して、本を読んで、映画観て
仕事して、誰かと話してても舞い降りる

忘れてしまえばいいのにと言われても
感じた気持ちさえ捨ててしまうようで

月日がたてば姿が変わって
うまく扱えるようになるのでしょうか

風のない静かな晩には
やわらかな歌が聞きたくなる

戻りたいとも忘れたいとも思わない

風のない静かな晩には
やわらかな声が聞きたくなる

やわらかなあなたの声が聞きたくなる

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季節が来て 人ははなれて 風が吹く 冷たい手のひらで 去っていく 金魚 煙であればいい 背徳の館に 君の影が さす