poem on chair
2008年7月2日水曜日
光が呼びかけて
光が呼びかけるので
振り向くと
高層ビルの反射した夕日
目を下ろすと
シラフに身を包んだ乞食
初夏の風が
木々をざわつかせ
すずめが宙を飛び
吸殻が転がっていく
なんということのない
平凡な一日の夕方
私は公園のベンチに座る男
詩集を読み、本の裏表紙に言葉を書いている
光が呼びかけて文字を連ねた
見ているのか私を誰かが
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心臓
私を開いておやすみを告ぐ 私を開いてありがとと告ぐ どうしてこうも堅固に鎖を巻いて どうしてこうも扉をとざしている ああ、あと何万遍抱きしめたなら 私はその声を聞けるだろうか
落葉
我らの吸い込む酸素を吐き出した葉っぱらは 風が吹いて地に落ちた 大地に落ちればひそやかな虫らの餌となり 新たに生まれる若葉の床となる しかし我ら人間が地球をコンクリートで塗りつめて 落ち葉をゴミにしてしまう クリーンな世界とは命育たぬ世界 クリーンな世界とは命めぐら...
ひとり
人を好きになったら ひとりになった
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