なにかの支えになるような
友が自殺した女に寄り添える
仕事で人を裏切った男に届く
そんな詩を
空へもぐり
緑を浴び
水を聴き
考えたのだが
ちっぽけな私からは
出てこない
ついにはこうして
まず文字を連ねて・・・
過去は戻らぬのだと
取り返しがつかぬのだと
はっきりわかっているにもかかわらず
ときにぼんやりとしてしまう
未来は 明日は
決まってなどないのだと
はっきりわかっているにもかかわらず
ときに知ったように思ってしまう
祈りがいらだちをしずめ
正しき草の道を示す
与えられた手を持って分け進む
正しき草の創造の道を指し示すのだ
その手の痛みを喜びとし
その体の臭気を慰めとし
その心の傷を誇りをせよ
恐れず生きるのだ
地球のように
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