2010年8月12日木曜日

夏の君

君を想うと
心がキラキラして
時はサラサラと
流れ行く

波のように
君との間に
たあいない言葉が
ゆれている

君に会えるから
心がまぶしすぎて
うまく眠れない
夏の夜

訪れと同じように
時間の中へ
思い出残して
君は去っていた

言葉はいつも
遅すぎるけど
広がる空へ
投げかける

いつか君を
金箔の朝陽がつつみ
生きている喜びを
思い出すように

君を思うと
心がキラキラして
時がサラサラと
流れゆく

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季節が来て 人ははなれて 風が吹く 冷たい手のひらで 去っていく 金魚 煙であればいい 背徳の館に 君の影が さす