2023年9月22日金曜日

無題

雨の降る日に高く壁の伸びる細い道を
声を響かせながら歩いく
懐かし人の足跡に導かれて
ノートに挟まれた見知らぬ土地の花を見つける

白い空から光を注いで
僕たちは時間を留めようとした
カラフルな岩を渡りきながら
優しい記憶を確かめていた

青い鳥が霧に紛れて通り過ぎる
さえずるように僕たちは
知っているけどまだ生まれない
気配に名前をつけた








小松さん

俺がファミレスでバイトしてたころ 町田康を教えてくれた卵顔で色白で美人だけど並びの悪かったタバコのみの酒飲みの小松さん 札幌生まれだったな同じバイト先のひとと付き合って苦労したってバイト辞めた後に聞いた 居酒屋で飲んだんだよな一度。すごい綺麗だなって言えなかった。