雨が降り通り過ぎる車がしぶきを上げている
地上10階の私の部屋にその音が響く
昼間そういえば道ゆく人の笑い声が
聞こえてくる時がある
高いところの方が音がよく聞こえるという
ここよりさらに高いところでは
ささやきのひとつも聞こえてくるのだろうか
私の心の声をとても高いところで
誰かが聞いていたりするのだろうか
ああ、この混沌とした私の声を
ああ、この混沌とした私の振る舞いを
写真の中で僕を見ている君 小雨が降る川沿いの道 季節が降り注いでいた 好きな曲がずっと続くようにと願っていた 言葉にしない僕に 舌を出してアカンベー 今はもう遠い空 愛は変わらずに 大切な人のそばに いられること いられたこと 今はもう遠い空 愛は変わらずに あの日の言葉...