はがれたばかりの水平線が
銀色のカーテンに浮かんで
沈みかけたビー玉の転がる先にたなびく
蓄積された電子顕微鏡の隙間から
今朝また風の子たちがのぞいている
狂った歯車のねじが一つ外れて
見知らぬ土地へとダイブする
詰め込まれた弾薬はその役目を果たせず
麦畑に放置されたまま眠っている
俺がファミレスでバイトしてたころ 町田康を教えてくれた卵顔で色白で美人だけど並びの悪かったタバコのみの酒飲みの小松さん 札幌生まれだったな同じバイト先のひとと付き合って苦労したってバイト辞めた後に聞いた 居酒屋で飲んだんだよな一度。すごい綺麗だなって言えなかった。