poem on chair
2013年7月11日木曜日
雨の女
表情の変わらぬ
その顔の奥に
いったいどれほどの
繊細な糸がつまっているのだ
色合いの変わらぬ
その服の奥に
いったいどれほどの
鋭利なとげを隠しているのだ
薔薇のようなその唇が動くたび
風向きや湿度を変える
まるで聖書に記されている 言葉
雲ように立ち上っていく
そして街に雨を降らせる
そして僕に雨を降らせる
街は渇きを潤し
僕は孕んでいく
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心臓
私を開いておやすみを告ぐ 私を開いてありがとと告ぐ どうしてこうも堅固に鎖を巻いて どうしてこうも扉をとざしている ああ、あと何万遍抱きしめたなら 私はその声を聞けるだろうか
落葉
我らの吸い込む酸素を吐き出した葉っぱらは 風が吹いて地に落ちた 大地に落ちればひそやかな虫らの餌となり 新たに生まれる若葉の床となる しかし我ら人間が地球をコンクリートで塗りつめて 落ち葉をゴミにしてしまう クリーンな世界とは命育たぬ世界 クリーンな世界とは命めぐら...
ひとり
人を好きになったら ひとりになった
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