草の生えるときを知り
星のしるべをたよりに
地平線をゆく
家系を引き継ぎ
羊と山羊を引き連れて
馬と犬と群れてゆく
夕闇迫り
影の伸びた仮宿に
哀愁の馬頭琴
明日の薫りを待ちながら
白濁の酒あおり
糧をほうばる
日々が満ちて
謳いあげた躯が
悠久の中に発酵し
TUCHITONARI KUSATONARI HANATONARU
(土となり 草となり 花となる)
SORATONARI KAZETONARI HOSHITONARU
(空となり 風となり 星となる)
MICHITONARI SHIRUSHITONARI TOKITONARU
(道となり 印となり 時となる)
2013年4月30日火曜日
2013年4月28日日曜日
2013年4月25日木曜日
降り注ぐ闇を待つ
恋人のいない季節が
切れかけたインクリボンのように灰色
刻まれた哀しみは鮮明に浮かび
二度と帰ることのない鮭の群れ
真昼を過ぎて沈みかけた太陽に
這い出してくる記号を投げつけて
降り注ぐ闇を待つ
切れかけたインクリボンのように灰色
刻まれた哀しみは鮮明に浮かび
二度と帰ることのない鮭の群れ
真昼を過ぎて沈みかけた太陽に
這い出してくる記号を投げつけて
降り注ぐ闇を待つ
2013年4月24日水曜日
2013年4月11日木曜日
2013年4月4日木曜日
2013年4月1日月曜日
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季節が来て 人ははなれて 風が吹く 冷たい手のひらで 去っていく 金魚 煙であればいい 背徳の館に 君の影が さす