それは失われた
通り過ぎた詩は
夜の街に満ちて
ネットに掠め取られて
断片だけがまたこうして現れて
ひたすらにつづりながら
訪ねてきた詩を探すのだ
また巡ることを私は知っている
記せるときに記すのだ
36の愛しき風景の中に
君を閉じ込めて永遠にする
流れてゆく時を止めることは
許されたポエジー
ああ、優しい世界が 花の美しい佇まいが 現れる 言葉はそうして歩く 染み付いて歌う そうして染み付いてゆく 慣れ親しんだ冬 浮遊 ぼくはあそびたい みんな知っている 君は誰かのもの 君の瞳に僕がいる 君がいる 美しい君がいる 世界が君を現し...