2008年5月31日土曜日

ブログ

僕のブログに
あなたの足跡。             



    

   。

いつでもドロー

恋に勝ち負けはない いつでもドロー
愛に勝ち負けはない いつでもドロー

出会って 笑って 落ちてくだけ

出会いに勝ち負けはない いつでもドロー
別れにに勝ち負けはない いつでもドロー

あいさつして 握手して 微笑むだけ

思い出に勝ち負けはない いつでもドロー
人生に勝ち負けはない  いつでもドロー

傷ついて いたわって さようなら ありがとう

遊びじゃなければ いつでもドロー

神様

いるのなら
教えてください
ぼくの
生きている意味

待ちます
明日の今のときまで
あなたの声が小さいのは
しっています

でもぼくは
きょうは
澄まします 耳を
あなたの声に

ですから  どうか
教えてください
ぼくの
生きている意味

2008年5月30日金曜日

琥珀

あなたの微笑むこの写真
季節が流れて色あせても
わたしの心は色はあせず
かえって輝く琥珀のように

2008年5月29日木曜日

南国

南国ヤシを降りていく夕陽
遊びつかれた僕らにその指先がかかる
過ぎ去る時を引き戻すかのように
過ぎ去る時を取り戻すかのように

2008年5月28日水曜日

抱擁

あなたが遠い空の下で
見知らぬ誰かと抱き合う夢を見た
私には見せないその情熱的な
抱擁とくちづけ
私はその場を動かずにただ立って
その光景を見ている
するとこれは夢であるからその様子が
繰り返され始めた
そういうときばかりなかなか目覚めない

2008年5月26日月曜日

パチンコの詩

目覚めて思い立ちパチンコ
腹がへり 蕎麦屋へ行くついでにパチンコ
大きな夕陽 田舎を思い出しパチンコ
月に去った恋人を見てパチンコ
深夜夢の中で大当たり
あれこれ借りて金を
すっきり返したところで
目が覚めた

2008年5月24日土曜日

あめふり

あめふり
ながれ
あめがやむ
みずたまりに空がつかまっている

生まれて
出会って
死んでいく
地表にやさしさがのこっている

始まり
流れ
終わり
時間におもいでがのこっている

床屋のうた

シャーパラパラ パチン
シャーパラパラ パチン
髪をすいて
切り捨てる

シャーパラパラ パチン
シャーパラパラ パチン
誰かを好いて
自分を捨てた

床屋では 恋の脱け殻の音がする

自由

たとえどうなろうとも
人を好きになる自由があることは素晴らしく
そのことを教えてくれたあなたに出会えたことに
ありがとう

2008年5月22日木曜日

すむ

こころのざわめきを感じてそのようにすすむ

海の見えるすぐに泳げる場所にあなたとすむ

意味

 
自分の生きている意味
自分が生きていることで
自分以外の誰かを活かすことになればいい

でもその活かされた人は
自分には触れず気づかずというのではやはり
自分自身にその感情として捉えられない
常に誰にでも感じられる生命の温かみ

瞬間瞬間に
捉えられるべき
満ちた幸福
無限にある幸福
個人の私的経験にたよらない

あなたに会えて

あなたに出会えてよかった
あなたのもたらす喜びはもとより
悲しみや苦しみさえも
私にとっては生きているということを
鮮明に感じさせてくれ
私という一個の存在が満たされるだけでなく
こうして文字にしたり
何か人やものに対したときにも現れてくるのです

狂おしいほどの
この青春
この恋
この情熱
ここにあるのは生命の略動
指先のしびれ
わきあがる衝動
これはすべてあなたと出会ったから

あなたに
あなたの存在要因のすべてに
ありがとう

希望

希望はパンドラの箱の底に
唯一飛び出さず残っていたものだそう

パンドラの箱に入っていたのは
世界に存在しなかった罪悪

希望はパンドラの箱につめられた
最初の罪悪だったのかもしれない

一番深いところですでに
飛び出すことも出来なくらい長い時間いたのだから

いや、待てよ箱の底に長い時間入って
醗酵して希望になったのかもしれない

もとは絶望で最初に入ったのだが
そのあとさまざまな罪と悪に押しつぶされて希望になった

望むから罪が引き起こされる
望むから悪が引き起こされる
望みを絶っている私はここにいなくてもいい

それで絶望は希望になった

のかもしれない。

写真

写真の中のあなたは微笑みこちらを見ている

あなたの微笑む理由をさがして地球の裏の砂漠へ
水面に映る星を集めてカクテルに
叶うなら微笑むあなたのその時に
私を連れていってほしい

そばであなたの微笑む温度を感じたいから
そばであなたの微笑む音を聞きたいから
そばであなたの微笑を抱きしめたいから
写真の中のあなたは微笑みこちらを見ている

フレームに閉じ込められた微笑はかなしみ

あなたといると

あなたと一緒にいられる時間が多くなる
あなたと出来るだけ一緒にいたい
あなたといると幸せ
あなたといると楽しい
あなたに出会えてよかった
あなたのそばで見つめていたい
あなたのそばで生きていたい

トパーズに捧ぐ


さよならトパーズ
ありがとトパーズ

トパーズは今でもみんなの心の海を航海しているよ
いつだって目を閉じれば
荒波の日も 凪の日も
星空と朝日の隙間を 
ニコリとして

さよならトパーズ
ありがとトパーズ

誕生するということ

手ごたえがあった
抱きかかえた
あなたの
子供の
体の
心の
生まれたばかりの
存在に
手が沈む

占い

占いなどより大切なのもがある
それは自分の感性だ

木と私

木は見ていた
木は動かなくても
堂々と葉をつかせ存分に
自らを発している
それなのに私は
いったい何だろう
いたずらに動いて
何も成さず
酒を飲んで
愚痴愚痴と
筆を進めるばかり

2008年5月21日水曜日

世界

流動する石の上で
共鳴する生命
明滅する波紋の中で
反響する存在
伸縮する時の中で
沈黙する記憶
それらの世界を結ぶのは
愛という名の陽光

入っては出て
入っては出て
金もちんぽも食いもんも同じ
入っては出て
入っては出て
ただわずかな熱が残る

金魚

水槽に金魚が2匹
1匹は底に沈んで動かない
もう1匹はその傍らで動かない
空気ポンプの気泡がコポコポと
時の過ぎるのを告げている

まんじりと空を見る目と
私を見る目と
私の目と

空気ポンプの気泡がコポコポと
時の過ぎるのを告げている


朗読

季節が来て 人ははなれて 風が吹く 冷たい手のひらで 去っていく 金魚 煙であればいい 背徳の館に 君の影が さす