無数の緑の椅子
人があふれても
絶対的
に
上回る緑の椅子
この椅子 誰が前に 座ったろう
この椅子 誰がこれから 座るだろう
椅子も知らない
緑も知らない
無数も知らない
無数の緑の
椅子
が
永遠
に
近くあるだけ
ああ、優しい世界が 花の美しい佇まいが 現れる 言葉はそうして歩く 染み付いて歌う そうして染み付いてゆく 慣れ親しんだ冬 浮遊 ぼくはあそびたい みんな知っている 君は誰かのもの 君の瞳に僕がいる 君がいる 美しい君がいる 世界が君を現し...