2022年1月20日木曜日

 toshigaakete sannkagetukurai tattakigasuru oshiyoseru shigototokanshimito aseritoikarito tukiwomite shibashi tabinideru

2022年1月19日水曜日

雪の日に転倒して肋骨を折った
レントゲンを撮ると
(放射能を少し浴びて)
私の骨が写った
肉に覆われている私の骨
私は人間という構造を持つ一つの個体で
白く浮き上がった
一つの構造
そう私は一つの構造に過ぎない

2022年1月15日土曜日

 毎日、日はあけていく

代り映えのしないように思える心

身体のいたみがまして

心には虚無が広がる

標をうしなった生が

一体どこへたどりつくというのか

ひとつの言葉をこうしてはきだすことで

思い出しているのだ

私の未来を



2022年1月4日火曜日

2022年1月2日日曜日

そのイメージがあなたの中に溢れる時

唇は引き締まり端々を

何度も点検する熟練の技術者のように思える

いままで明るく軽く風になびく髪が

黒艶となり全くの別人のようにすら思える

それでもあなたはやはりあなた

イメージが去れば私の知るあなたに戻る


 飾られた君の描いた絵に日々色の差す林檎

2022年1月1日土曜日

 遠い過去からの音を消して

今、私と共に流れる時間の音を聴く

乱反射する振動の果てに

また明滅が繰り返される

季節が来て 人ははなれて 風が吹く 冷たい手のひらで 去っていく 金魚 煙であればいい 背徳の館に 君の影が さす