どれだけの風が吹いて許されるのか
どれだけ遠くの街で忘れることができるのか
私は私を
愛という言葉とそのあわいのこと
君は知っている?
私は君と
あぁ、どこか永遠の光の集まるところで
触れ合えたなら
肌と
目と
存在と
差しかかった夕暮れの街に
明日の香りがふきこんでくる
壊れかけの自転車を押して坂を上がる
峠の広場から放り投げた昨日を
空が受け止めた
2020,11.15
僕たちのいくつかの言葉について 僕たちのいつかの言葉について ここへのせる たゆたう からだの ひとつのように 椅子へ腰かける穏やかな老人のように poem on chair