poem on chair
2015年1月30日金曜日
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記憶を遠く離れて
沈殿してゆく
眠るわけではない
目覚め続けている
零と壱で構成された
存在が
行くでもなく
待つでもなく
あり続ける
永遠に近い時間のあとにも
そのhttpスラスラ
ハイフンが
そこへ飛ばすのだ
始まりと変わらず
終わることなく
すいたグリーン車の車窓から
すいたグリーン車の車窓から
つぶれた街が走り去ってゆく
曇り空が山を隠して海を隠して
先へ先へと逃げてゆく
目的を失ったわたしは
移動だけを望んだ
意識がもがれて
からだだけが運ばれた
レールと平行に走る電線に
鳥がたたずんで雲のはれるのを待っていた
大阪2015
白いシーツの上で泳ぐ
夕暮れの風が浜辺に風が吹く
からだについた砂をふりはらうと
キラキラと輝く
ネオンが街を眠らせない
香水の強い女が
紙袋を抱えて
点滅する信号の中に紛れた
溶け出した氷が
汗をかかせて出口をふさぐ
煙の立ち込める店内を
白黒にして水滴が映している
細やかな背中を撫でて
土地の味を憶えようとする
目を閉じながら私は
ひたすらに泳いでいる
夜があたりをつつんで
時間ばかりが唸っている
2015年1月17日土曜日
鉄
血が鉄の味がする
鉄の甲羅を持つ貝がいる
深海に
血の中にある鉄が
騒いで吸い寄せられてゆく
磁場に
血の詩や絵が
からだの鉄をざわめかせる
私は震える
血の中にある鉄が
固まりだし、吐き出さずには
いられ、ぬ、ぬ、ぬ、ぬ、ぐぅ、
2015年1月7日水曜日
朝
朝が来た
僕は生きている
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季節が来て 人ははなれて 風が吹く 冷たい手のひらで 去っていく 金魚 煙であればいい 背徳の館に 君の影が さす
傘
雨が降ると天気予報で聞いた 傘を持って出かけた でも、雨はぼくが屋根の下にいる間に降って だから、ぼくは濡れた路上の上を傘を持って歩いた ビルの間から木漏れ日みたいに陽が差して ぼくの世界はまっ白になったんだ それで、ぼくは持っていた傘を開いて 歩いたんだ ...
(タイトルなし)
遠くでカナリアがなく 叫ぶのか呼ぶのか 誰を誰かを 流れてくる言の葉と 空気と あなたの記憶 ああ、 私は 立ちたい 私は 立って歩きたい