poem on chair
2012年10月13日土曜日
海峡浪漫号
じい様たちが3交代で運転する
広島行きの夜行バス
夜の街 夢の中 ひた走る
四列シート 紫のカーテン
寝息こぼれて天井に行き交う流星
休み休み 朝陽目指し ひた走る
何かが屋根をノックする
海峡浪漫号
ほんとは どこへ向かってる
海峡浪漫号
僕らを どこへ連れてゆく
どこでもいいさ 乗り込んだのだから
海峡浪漫号
ほんとの ところへ向かえばいい
海峡浪漫号
僕らを どこでも連れてゆけ
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季節が来て 人ははなれて 風が吹く 冷たい手のひらで 去っていく 金魚 煙であればいい 背徳の館に 君の影が さす
傘
雨が降ると天気予報で聞いた 傘を持って出かけた でも、雨はぼくが屋根の下にいる間に降って だから、ぼくは濡れた路上の上を傘を持って歩いた ビルの間から木漏れ日みたいに陽が差して ぼくの世界はまっ白になったんだ それで、ぼくは持っていた傘を開いて 歩いたんだ ...
痕跡
誰が来たのか 誰が去ったのか それはなんとなくなくなる なにがあって なにが終わったのか その痕跡すらなんとなくなくなる 私も誰かから この世界から なんとなくなくなっていく
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