2013年4月30日火曜日

ノマド

草の生えるときを知り

星のしるべをたよりに

地平線をゆく



家系を引き継ぎ

羊と山羊を引き連れて

馬と犬と群れてゆく



夕闇迫り

影の伸びた仮宿に

哀愁の馬頭琴



明日の薫りを待ちながら

白濁の酒あおり

糧をほうばる



日々が満ちて

謳いあげた躯が

悠久の中に発酵し



TUCHITONARI KUSATONARI HANATONARU

(土となり 草となり 花となる)

SORATONARI KAZETONARI HOSHITONARU

(空となり 風となり 星となる)

MICHITONARI SHIRUSHITONARI TOKITONARU

(道となり 印となり 時となる)

0 件のコメント:

呼びかけるのも

  その言葉は名前かもしれない 私に呼びかけるものである 果たして私はまだ体のあるのを知らず、ただ光だけを見つめているのかもしれない 引き換えた記憶はさらに遠くに行く 私は私である印を探すのだ 訪れる、しるべを頼りに私は歩いていく 道端に一輪、黄色い花がある 私に話しかけているよ...