2024年12月21日土曜日

いつか言葉がどこかへ届くならば、届いたところでタンポポの種のように花の咲くところがあったなら、土に水のしみるように豊かなものであるのならば、寒がりなひとりでいる夜にあたたかくしてあげられる毛布のようであるならば、レモンのようにはたときらめきに気が付くものであるならば、どうしたって遠回りになるけれどその方が届きやすいこともあるよ、僕があと生きている間にどれだけ愛するものをみつけて賛美する詩がかけるだろうね。それが僕だけでなくて誰かへ届くことがあるといいね。

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  ああ、優しい世界が 花の美しい佇まいが 現れる 言葉はそうして歩く 染み付いて歌う そうして染み付いてゆく 慣れ親しんだ冬 浮遊 ぼくはあそびたい みんな知っている 君は誰かのもの 君の瞳に僕がいる 君がいる 美しい君がいる 世界が君を現し...