2012年9月9日日曜日

がまの穂

海の見える高台にも
土砂が押し寄せて
家が傷つき汚れた

人ががまの穂のように
包み込んでいる

玄関

居間
おかって
階段
子供部屋
ベタンダ

海がみえる

変わらぬ風が
どこまでも吹いている




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poem on chair

僕たちのいくつかの言葉について 僕たちのいつかの言葉について ここへのせる たゆたう からだの ひとつのように 椅子へ腰かける穏やかな老人のように poem on chair