poem on chair
2012年7月26日木曜日
静かなところ
空き地だったところは
虫けらをのみこんで
工場になりました
工場だったところは
貧乏人をのみこんで
パチンコ屋になりました
パチンコ屋だったところは
働かなかった人をのみこんで
宗教施設になりました
宗教施設だったところは
争う人をのみこんで
基地になりました
基地だったところは
すべての人をのみこんで
墓地になりました
墓地だったところは
季節をのみこんで
空き地になりました
人はいません
静かなところです
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心臓
私を開いておやすみを告ぐ 私を開いてありがとと告ぐ どうしてこうも堅固に鎖を巻いて どうしてこうも扉をとざしている ああ、あと何万遍抱きしめたなら 私はその声を聞けるだろうか
落葉
我らの吸い込む酸素を吐き出した葉っぱらは 風が吹いて地に落ちた 大地に落ちればひそやかな虫らの餌となり 新たに生まれる若葉の床となる しかし我ら人間が地球をコンクリートで塗りつめて 落ち葉をゴミにしてしまう クリーンな世界とは命育たぬ世界 クリーンな世界とは命めぐら...
ひとり
人を好きになったら ひとりになった
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