poem on chair
2009年6月19日金曜日
落葉
我らの吸い込む酸素を吐き出した葉っぱらは
風が吹いて地に落ちた
大地に落ちればひそやかな虫らの餌となり
新たに生まれる若葉の床となる
しかし我ら人間が地球をコンクリートで塗りつめて
落ち葉をゴミにしてしまう
クリーンな世界とは命育たぬ世界
クリーンな世界とは命めぐらぬ世界
落ち葉を大地へ戻せ
骨を海へ返せ
命を空へ放て
さもなくばいつしか風が吹き
我らは命の輪より吐き出され
孤独の砂漠へ迷い込む
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季節が来て 人ははなれて 風が吹く 冷たい手のひらで 去っていく 金魚 煙であればいい 背徳の館に 君の影が さす
傘
雨が降ると天気予報で聞いた 傘を持って出かけた でも、雨はぼくが屋根の下にいる間に降って だから、ぼくは濡れた路上の上を傘を持って歩いた ビルの間から木漏れ日みたいに陽が差して ぼくの世界はまっ白になったんだ それで、ぼくは持っていた傘を開いて 歩いたんだ ...
(タイトルなし)
遠くでカナリアがなく 叫ぶのか呼ぶのか 誰を誰かを 流れてくる言の葉と 空気と あなたの記憶 ああ、 私は 立ちたい 私は 立って歩きたい
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